About
このプロジェクトについて
本人の意思によらず予防接種の機会を逃した人が、成人後に自分の意思で接種を検討できるよう、情報整理、相談先への接続、費用補助の仕組みづくりを進めています。
本人の自己決定を支える活動です。
医療機関での相談を前提に、情報と手続きを整理します。
透明性のある運用体制を整えながら小さく始めます。
Message
代表メッセージ
「予防接種は打ちません。なぜなら……」
小児科外来で、ときどきこのような言葉を聞きます。
小児科医として、私はできる限り丁寧に、ワクチンの必要性を説明します。それでも最終的に、「打たない」という判断になることも少なくありません。
親御さんが、子どものことを思い、調べ、悩み、考えて出した結論です。医療者として、接種を強制することはできません。
そして私たちは、親御さんの思いやその選択を責めたいわけではありません。
では、その子自身が大人になったときはどうでしょうか。
たとえば、
- 留学したいと思ったときに、必要な予防接種を受けていない
- 医療職など、ワクチン接種が求められる職業に進みにくい
- 将来、自分や家族が、ワクチンで防げた病気のリスクに向き合うことになる
子どもの頃に受けなかった予防接種が、大人になった本人の選択肢や可能性に影響することがあります。
そして成人になり、自分の意思で「今からワクチンを受けたい」と思ったとき、多くの場合、その接種は自費になります。
成人キャッチアップワクチン基金は、過去の判断を否定するためではなく、今から選び直したい人の一歩を、社会で支えるための準備プロジェクトです。
遅れても、今から守れる。打てなかった過去を責めるのではなく、これから守れる未来を、もう一度つくる。その選択を支えられる仕組みを、まずは少人数の検証から、丁寧に育てていきます。
代表 田中寛顕 / 小児科専門医
活動方針
- 接種を強制しない
- 特定の保護者や家庭を非難しない
- 本人の自己決定を支える
- 医学的判断は医療機関で行う
- 運用の透明性を大切にする
- 個人情報を慎重に扱う
なぜ必要か
- 接種機会を逃したまま成人すると、本人の意思だけでは情報や費用の壁を越えにくいことがあります
- 感染症による健康上の影響は、進学、就職、医療・福祉・教育などの将来選択にも関わる場合があります
- ワクチン接種は、接種した本人を守るだけでなく、周囲に感染を広げにくくすることで、ワクチンを受けられない人や免疫が十分につきにくい人を守ることにもつながります。本人のための接種が、結果として家族や周囲の人を守る一歩にもなります
- 本人が今から接種を検討したいと思ったときに、相談できる導線が必要です
大切にする方針
- 責めるのではなく、今からの選択を支えること
- 小さく始め、実績と課題を公開しながら改善すること
- 医療、会計、法務・個人情報保護などの協力者とともに運用すること